ライノタイプ2005年10月号メールマガジン

ITC Obelisk フォント使用 

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1. ちょっと一言
2.メールマガジンご愛読者様からのご質問 Q & A 小林章氏が答える 第二段
3.Mojo™ フォントって?! 
4. 雑誌『デザインの現場』10月号 発売中!! 今回はカーター氏にインタビュー!!
5. 世界月間ライノタイプライブラリー売れ筋チャート


■■:ちょっと一言 1■■■

  もう10月ですね。秋の夜長をどう過ごしますか?旅の出先で何冊か買った本を読むにはピッタリの季節。夏に過ごした楽しい思い出の写真を整理したり、ゆっくり本を読んだり、音楽を聴きながら長風呂に入ったり、秋ならではの美味しい旬の食材も頂きたいですね。先週末にやっと秋刀魚を焼いて食べました。秋はよくばりになりすぎて・・気候も良いので色んな場所に出かけたくもなります。美術鑑賞の秋もいいですね。個人的には既に開催中ですが、現代美術の祭典「2005年横浜トリエンナーレ」を見に行きたいです。あと、ぶどうの収穫時期を迎えるワイナリーにもぷら〜っと日帰りで出かけるのもいいなと思ってます。皆さんの秋の楽しみは何ですか?


■■ メールマガジンご愛読者様からのご質問 Q & A 小林章氏が答える 第二段 2■■■


 
いつもメールマガジンをご愛読して頂き、有難うございます!
メールマガジンのご登録時や個々に感想などを頂いた際に色々とご質問を頂いておりました。
今回も感謝の気持ちを込めて、第2段としてまとめてライノタイプ・タイプディレクター・小林章氏に聞いてみました!

皆さんの質問が掲載されてるかも?!

1つの質問から推測して、さらに細かく何種類にも分けて回答をしてもらいました。
皆さんになるべく見やすく分りやすいように、フォント名、フォントサンプルを載せています。
ボリュームがありますので、時間がある時にじっくりとご覧になって下さい。

↓↓是非、こちらをして下さい↓↓

空気のごとくクセがないサンセリフ??背景が透けないベタマド白抜き文字??「こんな所で使われている」といった事例的なもの??ヒストリカルな読み物など??ちょっとかっこ良さげなフォント??


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■■Mojo™ フォントって?!  3■■■


Mojo™
Jim Parkinson, 1960


 Mojo™ フォントは、1960年代に流行った文字で、ポスターアーティストで有名な Wes Wilson 氏、Victor Moscoso 氏、Rick Griffin 氏達によって広められた文字スタイルを取り入れたフォントになっています。ロックコンサート興行主 Bill Graham 氏が全盛期の頃、サイケデリックポスターは、サンフランシスコのベイエリアでたくさん見る事ができました。そのスタイル自体は、アール・ヌーボー時代からきていますが、ウィーン出身のポスターデザイナー、Alfred Roller 氏の影響をかなりうけてます。Jim Parkinson 氏は、Mojo™ をこれらのサイケデリック文字を参考にして Rolling Stone の雑誌用に作りました。長い間、Rolling Stone 誌共同制作者 だった Parkinson 氏の文字デザインは書物内のページでよく見ることが出来ます。彼のスタイルは、Rock in Roll 、特に1960年代後半のクラシックロックの代名詞的存在となっています。

Mojo™ フォントは、大画面サイズでポスターや看板などに使用するのが1番いいでしょう。それ以外でも小規模の招待状で使用するのも良し、又個人的な趣味でロックバンドなどをお持ちの方、あなたのバンドロゴとかに使用するのも悪くないですね。

上記Q&Aでも章さんが、ある質問に対して「極太のフォントを使ってグラフィックアプリケーションでアウトライン加工などすれば後ろが透けない白抜き文字ができる」とも回答有り。


Mojo™






Mojo is a trademark of Adobe Systems Incorporated which may be registered in certain jurisdictions.


Wes Wilson
サイケ デリックムーブメントの最も影響のあるアーティストとして 活躍。型にハマラナイ自由な色彩や遊び心を持つのが特徴。


Victor Moscoso
60年代アメリカ西海岸のサイケデリックなポスターを作成。アメリカでのUndergrand comic の草分けな存在のサイケデリックロックンロールポスターアーティスト。


Rick Griffin
60、70年代に活躍した最も独創的な作家としてコミックの世界を超え様々なアートシーンでも高い評価を得ている。作品はサーフィン、サイケデリックカルチャーを代表したものや、ヒッピームーブメントと共に登場したZap Comix(ザップコミックス)を代表する作家としてR. Crumb(クラム)と共に数えられる。現在もなおアンダーグラウンドコミック、アート史において欠かすことのできない作家として新しい世代の作家達にも評価されている。クラシックなロック、サイケデリックロックとの結びつきも深く、様々なレコードジャケットやロックポスターを手掛けている。


Bill Graham
ロック界最大の裏方とも言われている。独自のスタイルを大事にし、アート、音楽、時代のムーブメントを上手くビジネスに融合させ、数々の名演を生んだロックの殿堂を創設すると共に、歴史的なロック・コンサートを成功に導いた不屈の男。


Roller Alfred
ローラー・アルフレート(1864-1935)
画家、舞台美術家。


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■■雑誌『デザインの現場』10月号 発売中!! 今回はカーター氏にインタビュー!!4 ■■■



「定番書体徹底解剖」
 
 デザイナーなら一度は使ったことのある欧文書体を章氏が人気の秘密を探り、オリジナルの書体デザイナーに直接インタビュー!
今月号は既にお読みになりましたか?今回は、皆さんもご存知の Matthew Carter (マシューカーター)氏に色々とインタビューをしています。

上記質問の回答でもでましたが、章氏がとびっきりカッコ良いと思っているGalliard 書体についてかなり詳しく書かれています。
Galliard 書体の使い方、書体について、などなど・・・章氏だから聞ける質問内容がたくさん掲載してあるのですが、いつも同様にサンプル図版が多いので さらに Galliard 書体の事やカーター氏の人柄などもわかると思います!


*連載は6回に分けて1年間続ける予定。今後も定期購読されていない方にもわかる読み切り式を予定。 是非、ご質問など普段聞けない疑問などございましたら是非こちらへご連絡下さい!

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■■Charts Best 10:世界月間ライノタイプライブラリー売れ筋チャート 5■■■


9月世界ランキング ベスト 10

下のフォント名をクリックしてみて!↓↓↓サンプル書体みれます。

1位 ( 1 )

2位 ( 3 )  

3位 ( 2)


4位 ( 6 )  

5位 ( 7 )  

6位 ( 9 )  

7位 ( 5 )   

8位 ( 4 )   

9位 ( N )  

10位 ( - ) 

*( ) の番号は、前回ランキング
*(-)は、以前にランキング有、今回はランキング
*(N ) は、新入りランキング


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